アトウェルのインザミドルもそうだけど、これもめっちゃいい本。

うー、自分を振り返って、自分はエクセレンスの倫理に欠ける人間だと思う。前にこの本を読んだときに書いたけど、僕が人生で経験できた、最高のエクセレンスの文化は、母校の写真部でした。

たぶん、パタン・ランゲージを作る中で、教育の主要な理論をほぼ全て捉えてしまったと思います。傲慢だと思われるでしょうけど、結果を大きく左右する、主要な理論です(小パタンなど、捉えられていないものはいっぱいあると思うけど。大パタンも捉え損ねているのはあるかもしれない。もしあったら教えてくれるとありがたいです。それが見つかったら、意識化、言語化できていない、自分の大きな弱点、欠点だと思います)。むしろ、10年間以上この仕事をして、それらを幾らかでも捉えれないとしたら、たぶん、かなりまずいのだと思います。ここの理論とは、パタンのことです。理論=パタンで、教育学の理論=パタンは、規範性のあるものです。規範性のない、価値と関係ない、理論も教育学にあるのかもしれませんが。教育学は自然科学ではない。自然科学、例えば神経科学などの知識を使って、応用科学として、教育学の理論を作ることはあると思います。その理論には規範性があります。

実践は、理論との繋がりが当然あるのですが、また別の問題。残りの人生で実践に磨きをかけて価値創造していきたい。

教材研究には、近道がない。でも、授業作りをするってならないとなかなか教材研究ができない感じ。

しかし、歴史学の基本的な本とか読むと、人文科学の主要な鍵概念を理解できたりするから、それが教材研究になっていたのかもしれない。

主要な理論=パタンを掴めただけでも大前進だと思う。マリオカートに例えると、ショートカットを身につけたようなもの。

教材研究に近道は存在しないが、教育設計には近道があるのだ。

最後に名言、できちゃったw

教材研究に近道はなくて、あとエクセレンスにも近道がない。自分は、その倫理に遠いなと思うので、ちょっとそこは、これから残りの人生、がんばりたいです。宮崎駿さんとか、ああいう作り手に憧れます。作り手として、あまりにも遠い存在だけど。

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