読書 アトウェル 学校

Systems to Transform Your Classroom and School

Systems to Transform Your Classroom and School

最初のトラディションの章で最初に挙げられているのが、
"You can't say you can't play"というもの。


あなたは遊べないとあなたは言えないというもの。
子どもたちの中には拒否の文化というものがあるらしい。仲間はずれなどのことだと思う。
アトウェルの学校にも日々、いろいろ問題が起きるらしい。赤裸裸。

読んでいて思ったのは害するなというネガティブな表現よりも
PA(プロジェクト・アドベンチャー)のお互いを最大限に尊重するというフルバリューコントラクトのポジティブな表現の路線が僕は好きだなあと思いました。


Bill of Rightという学校のルールのような話の章もありました。
学校のスタンダードは必要だと思う。それはそれで、やはりPAを思い出して、
ビーイングを創って自分たちで規範を創って行くチームビルディングの手法が僕は好きだなと思いました。


正確にいうと権利の話か。権利をはっきり示すって大事なのかな。
そういえばアトウェルは読み手の権利も子どもたちに紹介する。権利かあ。
クラス運営の中でも人権にも関わるけれど、考えているけれど、細かく明示するということはしてこなかったなあ。権利をはっきり具体的に明示することに意味がありそうだな。お互いの何を守るのか、お互いにどんな権利があるのかはっきりさせるということか。


学習権については常に意識があって、自分はその権利についてかなり厳しい人だと思う。
学習権があることを子どもたちに話すし、それを侵害することは許さないです。まだそれでも甘いです、今年度を振り返ると。


アトウェルの学校もPAをやればいいのにと思った。

学習権だけではなくて、
権利を具体的に示すことか。価値がありそうだなあ。


アトウェルの学校にもあった。
The right to learnって。学習権だ。学校で示す権利が他にも全部で16こある。


社会科と理科は5年間のスパイラルカリキュラムになっているらしい。
同じトピックとコンセプトを繰り返し深めて行く。とてもいいと思います。

『理解をもたらすカリキュラム設計』にもあるけれど、
まんべんなく網羅する学習にあまり価値はないと思います。アトウェルの路線は価値的だと僕は思います。賛成します。

通史は最初はいいかもしれない。基礎は大事だけど中学でも高校でもまんべんなく網羅して例えば歴史を学ぶのって正直、ばかばかしいって高校生の時からずっと思っている。教科書などの基本書の知識がスタート。佐藤優の読書術で言えば、それを押さえることが、専門書の読書の理解に必要なことで、そこからどう深めるか。でも理科などの探究学習と言えば東京コミュニティスクールを思い出す。コンセプトの理解を大切にしているところは同じか。



ここまで自分を振り返ると正確にテキストを理解しよう、受け止めようというのが足りないかな自分。
アトウェルの学校の社会科と理科は興味深いです。参考文献もふくめて精読したいです。



麦酒を飲みながらぐだぐだテキストをほとんど確認せずに振り返り。
飲んでいるからあまり冷静ではないけれど、
他の方のブログと比べると整理されていない酷い文章。
酔っぱらいつつ、整理する気がないのもあるけれど涙。


この本で紹介されていた算数・数学の本で理解と自動化の両方大事だって話。
アトウェルは数学者の視点から考えればそう考えれるよねって説明していた。上手いって思ったよ。
ほんと、当たり前のことで、そのことで対立的に考えることはナンセンスです。両方どう進めるかということ。