- 作者: 卯月啓子,首藤久義
- 出版社/メーカー: 東洋館出版社
- 発売日: 1999/02/01
- メディア: 単行本
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作文の会に対する批判が印象的でした。
作文の会は生活の本当のことを書くことを重視しているけれど、
この本では虚構を書くことをおすすめしていた。
確かに虚構ならのびのびと書けるというメリットが僕はあると思う。
本音といっても、みんなで共有できないこともあるのは確かです。
だけどそれをしなくても、
言えることは正直に自分のことを
書いたほうがよりよく生きる面でも作品としても面白くためになると思う。
特に学習問題を作らせて全体で扱うことに関しての自分の違和感と
この本に書いてあることは、まったく同じでした。
その違和感を解消しながらも、よりよい道はあるのか模索したい。
自分としては、この本の主張の中には例えば評価に関するところなど、
極端だと感じるところもあるけれど、
いろいろな考えがあっていいと思うし面白い。
僕は一字一句まで細かく分析的に読むことを扱うことは必要だと考えているところが、この本と自分が違うところです。自己評価で自分の満足で十分だとしているところがあるけれど、自分は他者からの評価も必要だと考えている点も違う。いろいろな視点からの評価があることに大きな意味があると考えるので教師からの評価も重要だと僕は思います。
卯月さんの詩のアンソロジーの実践や本の紹介を製本する実践などとても参考になりました。それに漢字の取り組みも参考になります。両方ともそれぞれがテーマの本を中古で注文。届くのが楽しみです。もっと学習を楽しくしたいので、この本の著者から学んだことを活かしたいです。共感できることがたくさんあった。こんな本を出している人がいたなんて知らなかった…。