「原発関連死」の原因をつくった人々 池田信夫

池田信夫 blog : 「原発関連死」の原因をつくった人々
池田信夫さんの記事は、
取材をしないで書かれたものだと裁判で認定されたという記事がネットにあった。
何とも言えない。


先輩が信頼できない人やメディアとして列挙していたのと、この池田信夫さんのブログで列挙されている人・メディアがかなり重なる。



少し読んでいると、
事故の後に、福島の農家の方が自殺したという悲しい出来事を思い出した。


asahi.com(朝日新聞社):福島の野菜農家が自殺 摂取制限指示に「もうだめだ」 - 東日本大震災


宗教学者島薗進さんとか、
シールズに呼ばれて、スピーチしていたの見たり、
他にも島薗さんのツイート読んでいて、すごくいい人そう。



学者の方もコンピューターではないから間違えることもあると思う。
デマを拡散してしまうこともあるのかもしれない。


熟慮すること。



学者だろうが、どんなに権威にある人だろうが、そのままその人たちが書いていることや話していることを鵜呑みにはできない。




池田信夫さんの安保関連のツイートを読んで自分で考えること、基本知識の重要性をまた思った。


自衛隊を合憲と考え、集団的自衛権違憲と解釈するのは全然おかしなことではないし、解釈改憲ではありません(これが政府の解釈だった)。木村草太さんの本を立ち読みして池田さんは笑っていたいたけれど、きちんと文章を読んだほうがいいと思います。自衛隊を合憲であると解釈するロジックは本に書いてあるし、全然デリケートでも難しいことでもない。集団的自衛権に関しても同じこと。



ほんと、いろいろな学者や評論家、政治家たちが好き勝手に論じていると思いました。基本的な憲法や法学の知識から自分で考えないと混乱するか、騙されるだけだとまた思った。



池田さんは島薗さんを放射線のシロウトと馬鹿にしていたけれど、
池田さんは経済学者みたいですが、法学に関してはシロウトなんだと思った。
これまでの憲法の解釈の歴史をふまえないで、条文だけで解釈し発言していて参考にならないと思いました。個別的自衛権自衛隊を合憲とする解釈を日本国憲法からできますが、集団的自衛権を合憲とする解釈は困難です。日本国憲法から集団的自衛権を合憲とするための解釈の説明で説得力のあるものに出会ったことがありません。



池田信夫 (@ikedanob) | Twitter
池田信夫さんが、木村草太さんの「集団的自衛権はなぜ違憲なのか」を読んでツイートしたことを固定している。この本、とてもおすすめです。集団的自衛権違憲だということはデリケートな憲法解釈でも欺瞞でもないです。木村草太さんが本で書いて主張していることは明瞭です。


池田信夫さん周辺で、自衛隊を合憲と認めるなら、限定的な集団的自衛権も認めるべきだというツイートも読んだのですが、そんな馬鹿な。内閣法制局長官が説明しているように国内の米軍基地を攻撃されるという場合の個別的自衛権の範囲にある限定的な集団的自衛権なら話は別ですが(そのあてはめの問題あら違憲ではない)、政治家はその限界を超える自衛権の行使を想定していて、それは違憲です。



長谷部氏も含めて「自衛権は例外だが集団的自衛権違憲」という論理は破綻している。憲法は無条件に「戦力の保持」を禁じており、自衛権の有無とは関係ない。正当防衛の権利があっても銃の所持が違法になるのと同じ。自衛隊が「戦力」じゃないというなら、それを海外派遣しても問題ない。

池田信夫さん

憲法は無条件に「戦力の保持」を禁じていない。
憲法の一つの条文は他の条文との関連から解釈されるべきで、
法学がどうこうというよりも
文脈から解釈するというのは、読むことの基本中の基本だと思う。



こういう権威ある学者さんが自信満々に断言していると正しいのではないかと思えてしまうけれど、気をつけないといけない。