- 作者: 亀村五郎
- 出版社/メーカー: 百合出版
- 発売日: 1975/01
- メディア: 単行本
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イノベーションと呼べるような斬新なものはない。だからふーんという感じ(40年以上も前の本に斬新さを求めるものではないか。教育においては新しさよりも効果のほうが大事だと思う)。
何がすごいかというと、この本にある学級通信など亀村五郎の実践の豊かさ。
亀村五郎の実践の豊かさと深さはどこからくるのか。きっと児童書についてよく知り理解しているなど、土台となる基礎の部分だと思う。
亀村五郎は確か生活綴り方運動の流れの人。専門は国語教育の中でも作文教育だと思う。読書から書くことへの関連についてこの本で言及されている。
三田村信行など、自分の今の学級でよく読まれている本の著者がここでも登場して嬉しかった。
大村はまについても変わらない。何か斬新な感じは何もない。しかし本で展開されている実践や思考の圧倒的な豊かさに関しては丁寧さに関しては驚く。
少しでも近づけるようにがんばりたい。
アトウェルもそう。特別なことをしているというよりは、その豊かさと丁寧さ。
ただアトウェルにはイノベーションと言えるようなものがあった。