あまりに複雑なので教育を対象とする因果関係の厳密な特定って、たぶんできないことがたくさんあるんだろうなと思った。そう考えると自分の直観と、関連があるだろうとまで分かっている研究結果などを総合して決断していくしかない。

あと思うのがループ図とか、妥当かなと考えられる因果関係を表せる仮説の多くが信頼できるような気がする。絶対的に正しいとか、そういうことではなくて。


例えば水道水に毒が入っているかもしれないと疑っていては飲めない。今まで大丈夫だったことなどから信用して飲むわけです。毎回、厳密に毒が入っていないことを実験証明してから飲むわけではない。


ある程度妥当だと思える因果関係のモデルを表すことができて、そのことをやってみて確認できる証拠を直観できるなら、厳密に因果関係を特定できなても、そのモデルやループ図などを信じてもいいと思う。