大学の先輩が精神分析はどうとでも言えるからだめだという話をしていて、ぼくもそう思いました。夢を直観し、知識体系を創ろうという発想は面白いと思うけれど、夢について人はどうとでも語れるから、そのプロセスを考えると、絶対に科学として成立しないと思う。プロセスが怪しいので、結論を信用することが難しい。というか、プロセスが曖昧だから、そのプロセスの型の中でどうやろうと結論が必ず曖昧になることだけははっきりしている。
こういう厳しい見方って必要かなと一瞬思ったけれど、時間が限られているので、精神分析からは離れていようと思う。



夢だけじゃなくて、カウンセリングもあるか。
精神分析って、どんな意義があるんだろう?
ラカンなど歴史に残るような人がフロイトに帰れっていう意味はなんなんだろう。


ただフロイト全集を思い出して、あの書いた量と臨床の量を考えると、その先にあるものが無価値だとは思えない。