本を読むという他者との出会いの経験は変身だったと最近思います。保護者の方がおすすめしますとあるプロレスラーの本を渡してくれました。僕がひとりだったら、選ばない本。すばらしい本との出会いに感謝したいです。母校は卒業生が一年生に本のプレゼントを残すことをやっていて、裏表紙に「誠実」と書かれた『ハムレット』をいただいたこと、職人をしている地元の先輩にダンテの『神曲』をいただいいたこと(僕が翻訳がよくて欲しくて一時間くらい悩んだけど買わないで帰ってきたと話したら、数日後にその本を買って僕の家まで来てプレゼントしてくれました)、突き抜けた読書家である大学の先生たちが厳選された良書を紹介してくれたことなど思い出しました。