教育学のメタ理論体系

https://wesenswissenschaft.files.wordpress.com/2017/05/02_i-tomano04.pdf



90年前くらいに牧口常三郎が表した教育学のメタ理論(「経験から出発せよ」「価値を目標とせよ」「経済を原理とせよ」)を、苫野さんのこの論考からどう考えることができるかな。それぞれメタ理論の内容が重ならないか。でも一般福祉の原理のところが価値論と重なるかもしれないけど、重ならないところもあるか。
先行研究文献の「教育学から教育科学へ 教育のメタ理論」って牧口常三郎じゃないか。
もし苫野一徳さんが『創価教育学体系』など牧口の著作や、齋藤正二の牧口研究を読まれたら、それらをどのように批判し、感想をもたれるのか気になります。


教育目標・教育手段・教育成果―教育科学のシステム化

教育目標・教育手段・教育成果―教育科学のシステム化

商品の説明の「教育科学の中核は教育の成果と教育の目的・手段の関係を解明することにある。教育の行為や制度は手段であり、最も重要なのは教育の成果を上げることができる条件や成果を上げられない原因を見いだすことである。」のところって、90年前くらいに牧口が論じていたことにすっぽり重なる。90年前くらいに論じている人がいるけど、一部の人を除いて、ほとんど知られていないか無視されているように思う。
この著者のことをはじめて知ったのですが読んでみたいです。



こういうのは、精神分析では排除というのかもしれない。


どちらが正しいなんて話じゃないけれど、先行研究のレビューは必要だと思う。


でも海外の研究者の多くが日本語を読めないから、日本語のメタ理論の研究はほぼ存在しないに等しいか。