スピノザの「力能」ということが、「手持ちの能力の全面的開花」というアプローチと繋がりました。喜びとはスピノザによれば力能のことだそうです。人は能力を伸ばしたり、発揮できたりするときに喜びを感じます。これがさらにイーガンの「想像力を触発する教育」という理論にも繋がった。これらの教育理論やアプローチはスピノザの力能という概念に繋がっているし、接続することができる。
 
具体的な経験やエピソードを含めて、目指すところっていうのがある程度はというか、年々、しっかりしてくるものだと思いました。
 
さらに気づいことも思い出せた。感情と認知を対立させて考えて、教育を論じて終わっているようなお偉い方がいるけれど、このスピノザの力能という概念は認知能力と感情を接着させる働きがあり、認知と感情の境界的な思想であるということ。