読書 インストラクショナルデザインの原理

第7章のパフォーマンス目標の定義をというところは勉強になりました。算数の「理解する」を「説明する」という言葉に変えるなど普段から目標を明確にしようとしていたと思いますが、パフォーマンス目標を5つの要素で構成すること提案していて、それを参考にすると、さらに明確な目標を創ることができそうです。


「パフォーマンス目標の定義を、『その能力の正確な記述として、学習者が獲得したば、一つのパフォーマンスとして他人に観察可能なもの』とする。」151項

大事なところだと思います。パフォーマンスさせないと目標を達成できたか分からないです。「分かりましたか?」「はい!」というようなパフォーマンスさせない確認の方法はまずいと思います。算数でミニテストをほぼ毎時間してよかったところは、ここのところです。分かっていないところが分かる。これで課題が明確になり勝負を決するところでした(ピンポイントでフォローするだけでした)。戦いの要諦はを相手を知ることですね。ミニテストは漢字や主語と述語などの文法でもやりました。


読書ノートは大事だと思う。ここで読みの認知的方略をパフォーマンスさせる。パッと思い浮かぶのがKAIさんとゴリさんのクラスの子たちのノートと二瓶先生のクラスの子たちのノート。凄いパフォーマンスで、これだけできるかと思った。何度も書くけれど、KAIさんとゴリさんのクラスの子たちの読書サークルの振り返りは猛烈な勢いで言葉が溢れ出ていて、すげーなと呆然としました。あんな光景をほかで見たことがないです(こういうことに縁ができたというのは、何か自分にとって深い意味があるんだと思う)。一昨年はKAIさんとゴリさんから学んだおかげで、リテラチャーサークルなどかなり読書の支援ができました(担任をはじめての経験でできた。自分のとっても子どもたちにとっても深い意味があるような気がします)。まだ本を好きでいてくれると嬉しいな。


インストラクショナルデザインの原理」は良書だと思います。脳みそがクリアになる。