読書 ミラクル教室 マヤの一生

四年一組ミラクル教室 それはくしゃみではじまった (講談社青い鳥文庫)

四年一組ミラクル教室 それはくしゃみではじまった (講談社青い鳥文庫)

別々の登場人物が一人称で語るお話が四つ。語り手がそれぞれ変わるがブラックジャックみたいにメインの登場人物は変わらずにその前の話から次の話へ続いていきます。昨日一つお話を読んでよかったので、最後まで読みました。どの話もすごくよかった。毎回面白さもあるし感動もあります。しゃべりだすバット、消しゴムカスの人形、鏡、バットとそれぞれ核となるアイテムが出てくる。こういう核となるアイテムをつくるというのは、ファンタジーの文法と組み合わせて、ライティングワークショップのミニレッスンで使えそう。


本が苦手な子にも安心してすすめられる本だと思います。
中学年で「流れ星におねがい」→「ミラクル教室」シリーズなどの順番はいいかもしれないです。


マヤの一生 (てのり文庫 477C5)

マヤの一生 (てのり文庫 477C5)

悲しいけれどやさしい気持ちになれるいい本。再読。
あのペアはいい本を選びました。きっと深く心に残るでしょう。