読書 still learning to read  ⑥

p116
strategy lesson: Monitoring Successful reading strategies
①私たちは生徒たちに自分のストラテジーをモニタリングするように求める②私たちは矢印の形の付箋を4,5枚をそれぞれに与える。③読書の間、理解ができない、意味がよく読み取れないところを付箋でマークするように求める。④理解の行き詰まりを打開したストラテジーを付箋に書くように求める。⑤このワークの後にかれらの経験について一緒にディスカッションする。そのストラテジーでいつも理解できているか見るように求める。一つのストラテジーを最も助かるように思うか見るように求める。

p118 reading graphs
p121 strategy lesson: How do text features support the reader?
①同じトピックの記事を二つ用意する。②大きい紙に二つの記事がいっぺんに見れるようにする。②それぞれの子どもにそのシートを渡して、どちらの記事が簡単に理解できるか、またその理由をパートナーとディスカッションするように求める。
キャプション、見出し、写真などテキストの特色の価値に注目させるレッスン。
p121

strategy lesson: Building background knowledge
①同じトピックの本を幾日間かで3から5冊集めるように求める。②いくつかの本を挙げて本を難しくしている特徴と私たちサポートする特徴について話すように求める。③その前のスモールグループディスカッションの後に、どの本をはじめに読むのか、またその理由を尋ねる。子どもたちはよく彼らにとって最も簡単な本を選ぶだろう。④背景知識の構築の重要性と、どのように簡単なテキストがより難しいテキストを読むための背景知識を構築するのか私たちはよくディスカッションします。

p124

『名前のない人』
これを使って推測のレッスンをするらしい。名前のない人は誰か推測。何がそう考えさせたのか根拠となるテキストを引用させる。ワークシートがあり。

p126
なぞなぞを使った推測のレッスンがある。
あといろいろな視点について理解するレッスン。いまいち読み取れない。

p127
strategy lesson : using evidence in the text to support an inference
テキストにもとづいて語り手(ナレーター)を推測するレッスン

p132
分からない言葉を推測するレッスン。
日記文をテキストに使うらしい。日記文はミニレッスンで使えそう。
分からない言葉を左、推測の証拠と推測を右に書く(ワークシート)。



2011年。「賢者の贈り物』を使いました。大好きな話。
・WWでオーヘンリーの短編とフィンランドのを教科書を組み合わせたミニレッスンは割りとよかったと思う。自分の中で二つの狙いが明確でした。一つは「驚き」を入れるという修正やお話作りの方法を知る。もう一つは一流の作品を味わう、経験させるというのゴールでした。本当はその作品を振り返って、驚きを入れるという修正やお話作りの練習をさせるところまでやるロングレッスンでもよかったかもしれない。フィンランドの教科書で面白いお話には「驚き」があるという話。「驚き」のあるお話の書き方の手順が載っている教科書のプリントとそのメンターテキストとしてオーヘンリーの作品を使いました。全部で10分くらいでした。短い絵本ならもっとミニレッスンの時間を短くできた。10以内で絵本なら練習まで可能だったかもしれないです。ここまでやらないと駄目かもしれない。


ミニレッスン リーディングサラダ(読書のサラダ)
日時: 2012年2月4日 8:47 ·
去年の実践記録が出てきました。


明日は読書のサラダ2回目。教材は「パイルドライバー」。
最近、
算数でもB5の紙でミニレッスンの資料を用意するようにしました。ノートに貼るのでさらに少しずつ回りを裁断機でカットしています。ミニテストも同じサイズに改善(これもノートに貼る)。ミニテストは授業内で丸つけをするように改善(無駄がなくなってすぐに評価できて楽になった)。

読書のサラダも今回は本と人の頭のベン図のワークシートをB5の紙で配布することにしました。このワークシートのベン図に読むことがテキスト+思考(thinking)からできているという、これから読み方を教える上で最も基本的なことを書き込んで学べるようにします。ノートに貼って学んだことを蓄積できるようにする。

A4の紙だと折らないと貼れないし(貼りにくし後で見づらい)、ノートに全部書くとなるとハードルが高い子もいる。ミニレッスンのねらいにノイズとなる要素はできるだけ削除することにしました。インクルーシブ教育のいい本から学んだことです(板書ノートを用意する)。



①テキスト+思考=本物の読書(real reading)「パイルドライバー」を考え聞かせをしながら具体物で読むことを可視化。テキストを指さしてテキストを読んだら小さいボウルにある赤いカード、自分の頭をさわって自分の思考を話した時には緑のカードを大きなボウルに入れて読書のサラダを作るという活動。小さいボウルが二つと大きなボウルを一つ用意する。


②ワークシートに書き込みながら①をベン図で確認。フェイクリーディングで思考を伴わないものに関しては自分が読んでいる教育の専門書の英語を音読して聞かせました。テキストの言葉だけで思考が伴わず意味が分からないけど読んだふりをしているとしたらそれが偽物の読書(フェイクリーディング)であると。あとテキストから離れた勝手な思考だけも偽者の読書だと教えました。


③終わりの5分。野口芳弘先生の実践を参考にパフォーマンスミニテスト。自立読書した本を○か×で評価+理由を書く課題。自分で自分の思考を書ける人は自由に書いていいと言ったのですが、みんな同じ形式で書いていた。




ミニレッスン スキーマローラー
日時: 2012年2月4日 8:53 ·
4月に学んだことをミニレッスンで実践しました。5月か6月。2011年
リーディングサラダという
物を使って読むことを可視化するミニレッスンの後に、
物を使ってスキーマを可視化するミレッスン「スキーマローラー」をしました。
上記の本を参考に歌や漫画、あとオーヘンリーの「賢者の贈り物」(再読でしたがいいお話でした)など短編をテキストにしたミニレッスンにもチャレンジしてみました。

ミニレッスン
スキーマローラー

1語り
「みんなは一人一人信じられないくらい特別な存在です。」「あなたのような人は誰もいないし、これからさきもずっといないでしょう」「あなたは唯一の存在です」
発問
「少しの間、何があなたを特別にしていると思いますか。近くの人とお話してください」

考えられる意見
・見た目や名前、好きな食べ物など
「たしかに見た目や名前などはあなたたちを特別しています」
補助発問
「しかし、それよりも深い理由があります。何でしょうか」
考えられる意見
「おばあちゃんがホテルのシェフで一緒にキッチンで多くの時を過ごしてきた。」
「兄弟を除いて、両親や家族を持っていること」
「ニューヨークに3回、家族で行ったことがある」(レアな経験)
・経験や考えたこと、感じたことなどスキーマにつながる意見
考えたこと、感じたこと、経験したことがあなたをユニークにしています。この考えたこと、感じたこと、経験などが何百万、何億と数えきれないくらい集まって何かを知る時の心構えを作ります。その心構えをスキーマといいます。実はこのスキーマがみんなを特別な存在にしています。

名前は唯一性を表すことができないという話。
同い年の自分と同姓同名の人の話をしました。

スキーマローラー
「これからスキーマがどんなものを見せます。」「リーディングサラダと同じで物をつかったレッスンです。」「リーディングサラダは読むことをイメージしてもらうためのレッスンでした。」「今度はスキーマをイメージしてもらうためのレッスンです。」
「リントローラーです。本来はゴミをとるためのものですが、今は脳みその例え、つまり比ゆとして使います。これを自分の脳みそだと思ってください。」「脳みそは何でも自分に関わることを張り付ける準備があります」
「ここにはここ数年で自分の脳みそにくっついたことが書いてあります。それは感じたこと、考えたこと、経験したことなどです。たとえば「K先生とI先生と福島県の小野川湖に行った。」「コーラとピザの組み合わせが大好き」「借家暮らしのアリエッティという映画を見た」など。
「こうやって生まれ来てから何万の、何億の、数えきれない経験や考え、感じたことがくっついていきます。それら全部、自分のスキーマを作っています。」

最後はスキーマローラー(リントローラー)で、感じたこと、思ったことなど経験したことが具体的に書いてあるバラバラの紙の切れ端をとりました。

例えば
K先生とI先生と福島県の小野川湖に行った。
コーラとピザの組み合わせが大好き。
借家暮らしのアリエッティという映画を見た。
S小の先生になった。
ぺペロンチーノをつくった。
日光に行った。
日光の自然に癒された。
H市役所に行った。
崖を降りた。
道なき山を登ったり下ったりした。
ロンドンから日本に帰ってきた友達Kさんのライブに行った。
K先生からおみやげでいただいた宮城県の日本酒を飲んだ。
こんなことが紙の切れ端に書いてある。こうことがたくさん集まってできた心構えをスキーマというらしい。スキーマが変われば本の理解も変わります。だから人生経験を新たに積んで再読すると新しい発見や理解があるのだと思います。