- 作者: 田川建三
- 出版社/メーカー: 作品社
- 発売日: 2004/06/10
- メディア: 単行本
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前から読みたい本リストにあったこの本を買いました。
それでちょっとずつ読んでいます。
律法学者に対する皮肉がすごい…。
でも仏陀やソクラテスと思い出した。
仏陀は行いによってバラモン(高貴な人)になると「する論理」を唱えていた。
つまり生まれによってバラモンになるのではないということです。それも皮肉。
イエスの問答の皮肉はまたちょっと違う。
命がけの皮肉。切れ味鋭いのは同じだけど…。
場を離れて言葉はなくて、実際に殺されてしまうような皮肉の抗議。
取税人は嫌われていたらしい。そんな人たちともイエスは交友していた。
高い税をとりに来る人だから嫌われていたのだけど、もっと奥深くに本物の悪人がいるのにね。その人がそのようなにしか振舞えなくさせるようにさせている人たち。
イエスは大工の息子で大工だったといわれる。
体は動かす仕事はいいね。知的で体も動かしていいね。
家に帰っても何もする気が起きなくて、
もってきた『イエスという男』を
日本酒をちびちび飲みながら、ちびちび読んでいます。