でこぼこ 敬愛する人のつぶやき

明るくにぎやかな場所が、居場所にならない子どもたちがいるということを、もっと考えて欲しい。
1人つまらなさそうにしている子に、みんなと遊ぼうよ、と呼びかけていいのか悪いのか、深く考えて欲しい。

ディスポーニビリテというヤツです。
障がい者とともにいるひとが、いろんなことができるようになる、
つまり、自分の「へこみ」が、相手の可能性を引き出す。

こちらが、元気いっぱいやったら、相手の可能性はつみとられてしまう。


このお話と、通級の先生のお話がずーっと心に残っていて、最近よく思い出します。

みんな一緒にそろえてできなきゃだめというのが、子どもの自尊心を破壊するっていう話。
みんな確かに成長のスピード、関心がそれぞれ違う。いろいろなものを抱えていて、環境も違う。
みんなと一緒にってことが、子どもの自尊心を確かに傷つけているかもしれない。できることは何だろう。一緒でなくてもいいから、その子のペースを大切にして、その子の学習を支えることは普通学級の中でもできるのだろうか。


子どもも大人も変わらないと思うのは、程度の差はあれ、みんなでこぼこしている。みんな、へこみをそれぞれもっている。僕はかなりでこぼこしていると思う。でもそれぞれのでこぼこがパズルみたいに噛み合って、力を合わせて、ひとりではできないことをやれるのがチームの力だと思う。


僕のイメージする理想のチームはイエナプラン校みたいな感じかな。理念(目的)はある、そこいる人たちを結びつける。ただ一致団結という感じではなくて、「バラバラで一緒」というインドの言葉があるけれど、バラバラなんだけど、理念や目的を軸にゆるく繋がっていて、困ったら助けを求められて、そこでお互いに支え合えるというような関係が心地いいように思う。