牧口常三郎

牧口常三郎の教授法
http://libir.soka.ac.jp/dspace/bitstream/10911/843/1/SK000003-15.pdf


この論文をはじめて読んだのは大学生の時でした。
大学卒業して、公立の学校で働き始めた時にも読み返しました。


その時に牧口常三郎の作文教育について思ったことは、
ライティング・ワークショップと比べて、
正直、あまり面白い授業ではないなあということでした。



しかしその作文教育の授業は創価教育学大系の理論の中核にあるものだという意味が、
最近になってやっと分かってきました。



その思想は、最近の認知科学のアナロジーの基礎研究やナンシー・アトウェルが『インザミドル』で提案している授業と重なるものです。


とても普遍的な、価値ある思想がその作文教育の中にあることをここ数年でやっと分かってきました。


牧口常三郎は芦田恵之助の作文教育に懐疑的でした。
僕は芦田恵之助の全集も原著もまったく読んでいないのでなんとも言えないですが、もしそれに近いライティング・ワークショップをするにしても、創価教育学にある「経験から出発せよ」「価値を目標とせよ」「経済を原理とせよ」という考え方を無視することができないです。



牧口常三郎の教授法」を再読。
何回目だろう。
明日の授業の改善点が読んだら見つかりました。
今読んでも普遍的に通用する教育の考え方がぎゅっとつまっていると思う。