デューイ 牧口常三郎

学校教育に仕事を導入する作業教育は、子どもが社会で役に立つ技術を習得するためのものではなかった。そこで重視されていたのは「科学的洞察力」と「人間の歴史的発達への認識」を育む力でした。

「そこに科学が含まれていること—繊維の研究、地理的特徴、すなわち原料が生産される条件、製造および分配の大中心地の研究、生産にかかわる機械装置に含まれている物理学ーーについては、わたしがいうまでもないことであろう。また、その歴史的側面—−これらの発明が人類に及ぼしてきた影響ー—についても改めて述べる必要はないであろう。あなた方は、亜麻、綿、および羊毛の繊維が衣服になるまでの工程の進化のなかに、全人類の歴史を集約することができるのである。」『学校と社会・子どもとカリキュラム』


デューイと牧口に影響を与えた人にパーカーという人がいて、この人はヨーロッパのヘルバルトやペスタロッチの教育学をアメリカに紹介した人。またデューイとパーカーはお互いに認め合う関係だった。そのデューイの教育思想が、ヨーロッパに渡っていって、広汎に影響を与えています。面白い。

http://libir.soka.ac.jp/dspace/bitstream/10911/840/1/SK000002-10.pdf