破壊的性格が眼前に見ているものは、何ひとつとして、持続するものではない。

だがまさにそれゆえに、破壊的性格には、至るところに道が見えるのだ。

他の者たちが壁に、あるいは山塊にぶつかる場合でさえ、破壊的性格には、そこに一本の道が見えるのである。

ーーヴァルター・ベンヤミン「破壊的性格」