プロローグと序章。
・アレグザンダー価値説の提示がある。「生命」「調和」「全体性」。よりよい建築物を作りたいという目的からの価値論。
・アレグザンダーと牧口の共通点をもう一つ見つけました。二人とも経験から出発して、自分の中にある概念を修正、創造し続けた人であることです。ヘルバルトやカントと同じです。アレグザンダーも牧口も経験的に自分の中にある概念、世界観に(アレグザンダーなら機械論的世界観)に矛盾するところがあったり、事実と違ったりすると認知することがあれば、デカルトなどの権威を鵜呑みにすることなく、ただ追従することなく批判的に継承して、概念や世界観を修正していくことができる人たちでした。