ハッティの本を読んでいます。協働学習は、いくつで効果がある。フィードバックは、いくつで、とても効果があるなど書かれている。こういったことは全部、実際には、ばらつきのある平均である。フィードバックも協働学習も下手すると学習や成長を阻害してしまうのだ。

逆に効果量が低いされているプロジェクト学習もばらつきがあって、上手にできれば高い効果量を示すことがある。

ハッティは、フィードバックについて語る時に、フィードバックの高い効果量を指摘しつつも、必ずそのばらつきについても言及している。フィードバックが有効的になるためには、欠かせないことがあるからだ。下手なフィードバックは人の成長を阻害するからだ。

これは他でも言えることだ。西川純先生の『学び合い』は、著しい効果を報告する人がいる一方(僕は、実際にジーンさんのクラスを見ることができた)、なかなかうまくいかないという声もネット上で見かけることがあった。『学び合い』も効果的であるためには、必要なことがあるのだ。

というのは、こういったことをしっかり指標となるように言語化、意識化して、学んだことを生かして仕事をしたいという思いがあります。そのためのパタン・ランゲージでもある。

色々興味ある分野はあるけど、また教育に集中したい。

教育設計には、教育科学には、全く同じ結果は望めないけど、状況に応じた再現性が、程度の問題ですが確かにあります。