まずルールをやぶれ

マーカス・バッキンガム&カート・コフマン
『まず、ルールを破れ』を途中まで読みました。
ストレングスファインダーの著者の本。

タイトルと内容が違います。世界中の優秀なマネジャーにインタビューして、わかったことが、常識的な考えと違う。そのわかったことについての本です。

才能の定義が独特でした。
才能とは「生産性の向上に役立つ考え方や感じ方、あるいは行動の習慣的パターン」である。
本人が知っているかは別なことですが、才能は、特別なものではなく、誰もが持っている。どんな仕事でも、その仕事に適した才能だったり強みが必要になってきます。簡単な仕事だから誰にでもできるというのは、間違った信念だということでした。人事だったら、それを見極める必要があります。

この本では、才能は不変だとされていますが、
実際はどうなのかなと思います。

優れたマネジャー四つのカギ

・経験や知識ではなく、
才能で部下を選べ。

・手順ではなく、
目標とする成果を明確に示して仕事をさせろ。

学校だと、
勉強の成果(ねらい)を明確にして共有する必要があると思います。
あとは、得意な学びのスタイルが多様なので、それを生かす工夫をしたいです。

・部下の弱点を見直そうとするな。
強みを活かすことに専念しろ。

・昇進にこだわるな。
部下の強みが活きる場所と報酬を探し出せ。

デニスロッドマンの話では、単純に報酬を設定しただけで、反則が減ったということでした。

手順を示すことや、
弱点を見直すことを無視するのではないとのことです。
たしか、手順や弱点を見直すことでは、失敗しないというか、ある程度の成果は期待できるけど、
大きな成果を得ることはできないと書いてあったと思います。

職場の強さを測るための質問は参考になりました。
5段階で答えます。極端な質問だからこそ、生産的な部署とそうでない部署が区別できるとのこと。この質問の肯定的な方向へチーム作りをしていくのが、マネジャーの仕事だということでした。

Q1仕事の上で自分が何をすべきか、要求されていることがわかっている。

Q2自分の仕事を適切に遂行するために必要な材料や道具類がそろっているか

Q3毎日最高の仕事ができるような機会に恵まれているか

Q4最近一週間で、仕事の成果を認められたり、誉められたりしたことがあるか

Q5上司や仕事仲間は、自分を一人の人間として認めて接してくれるか

Q6仕事上で自分の成長を後押ししてくれている人がだれかいるか

Q7仕事上で自分の意見が尊重されているか

Q8会社のミッション/目亭を前にして自分自身の仕事が重要だと感じられているか

Q9仕事仲間は責任を持って精一杯クオリティの高い仕事をしているか

Q10仕事仲間でだれか最高の友だちがいるか

Q11最近半年間で、自分の進歩に関してだれかと話し合ったことがあるか

Q12仕事の上で、学習し、自分を成長させられる機会を与えられたことがあるか