読書へのアニマシオン2

「読書で遊ぼうアニマシオン」モンセラット・サルトを再読。
絶版でしたが、古本屋で前に買った本。

読書に接近させるための作戦(ゲーム)が25収録されています。実は75あります。たぶん、その中でも厳選された作戦。日本での応用例も、僕が知っている限りで、三冊本が出ています。

準備にできるだけ全員に本を用意するという条件の作戦が多かったので、アニマシオンは厳しいかと思っていたのですが、少し考えたら、国語の教科書を使えばいいです。見たことはないですが、小学校の現場では、教科書を使って作戦を実行したり、新しく本を用意して作戦を実行したり両方の事例があるそうです。

あと簡単な作戦は、絵本の読みきかせでできます。

作戦1「ダウトをさがせ」
アニメーターの読みまちがいを子どもが言い当てるゲーム
観察して思うのは、
小学生子って、わざと間違えるとかなり食いついてきます。
わざと間違えるというのは、昔からある定番の技ですかね。

アニメーターとは、たぶんアニマシオンを指導する立場の人です。

作戦2「これ、だれのもの?」
持ち物の絵を見て登場人物を当てるゲーム

作戦3「いつ?どこで?」
時間と場所についての質問に答えるゲーム

作戦4「おもしろことば遊び」
作家が創った言葉を見つけて意味を連想するゲーム

作戦5「この人いたかな? いなかったかな?」

作戦6「本を囲んでワイワイ話そう!」
本を読んで感じたことをもとに考えを述べ合うゲーム

作戦7「名探偵は私だ!」
探偵気分で登場人物を分析するゲーム

作戦8「わりこみはアウト!」
段落内に紛れ込んだ異質な文章を見つけるゲーム

作戦9「そのカード、誰のこと」
登場人物の特徴から人物名を当てるゲーム

作戦10「まちがいセンサー」
他の人の読みまちがいを発見し、その場で指摘するゲーム

作戦11「ぼくのタイトル、世界一!」
読んだ本に新たにタイトルをつけるゲーム

作戦12「物語バラバラ事件」
順不同になった文章をもとどおりに並べ替えるゲーム

作戦13「変装文を見破れ」
本から抜き出した文章の変更に気づくゲーム

作戦14「語り芸人コンテスト
役を演じ分けて大きな声で読み上げる語り手のコンテスト

作戦15「クイズで決闘だ!」
2チームに分かれ、本から問題を出し合って競うゲーム

作戦16「やっと会えたね」
「見出し」を見て、それがどの章のものか思い出すゲーム

作戦17「本のかけらが語り出す」
本から抜き出した文章からその場面や中心人物を思い出すゲーム

作戦18「本の植木屋さん」
3つのあらすじの中から本物のあらすじを選ぶゲーム

作戦19「インベーダーをさがせ」
抜き出した段落に侵入した、物語の筋に反する言葉や文を見つけるゲーム

作戦20「狂言回しは誰?」
登場人物の中から狂言回し役をさがすクイズ

作戦21「視点を変えてみたら」
本はさまざまな視点から読めるということに気づくゲーム

作戦22「クイズ その脇役は誰でしょう?」
本から抜き出たひとつの文をヒントに、脇役の名前を人物像を探るゲーム

作戦23「カット!カット!カット!」
意味を変えないで文章を短くするゲーム

作戦24「今日から書評家。エッヘン!」
客観的に本を評価するゲーム

作戦25「史上最大のクイズ大作戦」
チームに分かれ、本に関する問題を出し合う
大人数のゲーム大会