グループのちからを生かす―プロジェクトアドベンチャー入門 成長を支えるグループづくり
- 作者: プロジェクトアドベンチャージャパン
- 出版社/メーカー: みくに出版
- 発売日: 2005/11/10
- メディア: 単行本
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「チャレンジバイチョイスは、その名前の通りチャレンジを選ぶことができるという意味です。チャレンジバイチョイスは、自分の参加の度合いと方法を、自分自身で選ぶことができるというものです。」21項
フルバリューの原則
「一生懸命に、安全に、公平に、楽しく
(play hard, play safe, play fair, have fan)」34項
フルバリューコントラクトは、”1人ひとりが安心して活動に臨めるようにお互いに最大限に尊重しあいましょう”ということを約束とし、その尊重の仕方は1人ひとりが考えて行動しましょうというものです。ポイントは、誰かに決められた約束事ではなくて、尊重の仕方、方法はグループや個人にゆだねられていることです。」57項
「目標は大前提として人がより良くなるために立てる、それが人に危害を加えるものではいけないということです。」40項
目標を立てる指針:SMART
Specific=その目標は具体的ですか?
Measurable=その目標は何らかの形で計ることができますか?
Achievabale=その目標は達成可能ですか?
Relevant=その目標は達成可能ですか?
Trackable=その目標はプロセスが追跡できますか?
体験学習のサイクル 45項
1、実体験
2、何が?(事実を思い出そう):ふりかえりと観察
3、だから?(どう思った・どう感じた・どう考えた?):概念化・一般化=意味づけ
4、それで?どうする?:試験・適用=アクションプランを立てる
活動を進める時に大切にしていること 64項
①予定の活動が変わることも想定して準備する
②1人ひとりが主役になれる瞬間
③グループに合わせた活動を選ぶこと
④安全について考えて活動すること
⑤おもいきり楽しむこと
グループを読む視点:GRABBSS 71項
Goal−ゴール・目標
Readiness−準備
Affect−感情
Behavior−態度・行動
Body−身体
Stage−発達段階
Setting−背景
グループを見ていくときの視点 76項
・メンバー1人ひとりの細かい言動に注目するミクロな視点
・グループの動きとしてざっくりとらえるマクロな視点
・グループと同じ視点ではない視点で、別の角度から鳥瞰的に観るメタな視点
グループの発達段階
・フォーミング:活動をはじめたばかりでまだよそよそしい段階 グループがつくられる時(個人からグループへ)
・ストーミング:本音がぶつかりあい、嵐のようにたとえられる段階 グループに転機のおとずれ(グループから仲間へ)
・ノーミング:ストーイングの混乱からある種の秩序が生まれてくる段階 グループが結束の時(仲間からチームへ)
・パフォーミング:グループとしての絶頂 グループの力を発揮(チームから個々の力を発揮するチームへ)
・セパレーション:別離、終息 グループから個人に戻る(仲間・チームから個人へ)
ふりかえりをするのに大切なポイント 89項
・活動中のグループをよく観察すること
・ふりかえりのトピックと方法を決める
・ふりかえりをするのに適した場所(環境)で行う
・沈黙を恐れないこと
・話題のぶれに注意する
・ふりかえりのときの雰囲気づくり
・ふりかえりをしすぎないこと
・様々な思いに対する心の準備が必要
・目力(めぢから)の威力に注意
・チャンスがあれば、日常に転化する回路をひくこと