トリクルダウンは幻想。経済的自由主義だけではうまくいかないということ(経済的自由は重要)。経済のパイが大きくなっても最貧困層の生活は格差を是正する仕組みがよく働かないとよくなるどころか悪くなることがわかっています。その中でも公教育が重要な役割を果たすは明らかです。日本は、ここにお金をもっと投資するべきです。さらに教育も何をお金を使うか、どう使うか大事。


 お金なんてドリトル先生ではないけれど手段にすぎないのです。交換するという行動の中で保存ができることや持ち運びなどの面でメリットがあるからお金という道具が使われているわけです。経済的な営みで勝ったものが一人勝ちするだけの社会は野蛮だとしかいいようがないです。勝った人がある程度得をすることは大切ですが、格差を是正するために富を再分配することは当然のことです。お金のために人の命が犠牲になる。国のために人の命が犠牲になる。どちらも愚かです。こういう馬鹿げた状態から脱するためにも教育が大切だと思います。そのために知性があるし、知性を磨くのだと思います。



君たちはどう生きるか」という本にもつながってくる。