『新・人間革命』若芽 2013年11月8日
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詰め込み教育」を見直して、「ゆとり教育」をめざすべきであるという意見は、1973年(昭和四十八年)ごろには、次第に大きな声になりつつあった。
 山本伸一は、「ゆとり教育」を検討してみるのもよいが、より重要な問題は、”いかにして、子どもに学習方法をしっかり身につけさせるか”であると考えていた。
 児童が勉強への興味、関心をいだき、自ら学べる素地をつくらなければ、「ゆとり教育」は結果的に、学力の低下をもたらすだけになりかねないからである。ゆえに彼は、初等教育の新しい道を開こうと、創価教育を実践する小学校の創立を決断したのだ。
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創価小学校創立の歴史的に背景について書かれているところ。



学習方法、つまり学び方、研究法のこと。


僕の中で柱としてあるのが二つ。


①読書
読書は自己学習の源泉です。学問の基礎。

②科学的思考法(体験学習サイクル)
徹底した証拠主義。問題解決の思考法でもある。僕の中では帰納法などの科学的思考法は体験学習サイクルをまわすことに似ていて、二つとも思考のプロセスの中で同じ考え方をしているところがある。事実のデータを出していって、それを一般化することで概念化する。



学び方ではないけれど重要だと考えているのが
算数や社会科、体育などで鍵となる概念の理解。
体育でも鍵となる概念の理解が重要。
例えばバスケットボール、サッカー、ラグビーなどすべてのゴール型ゲームの中で共通して重要な概念は「スペース」。味方の「スペース」を作り、相手の「スペース」を消す動きが基本となるスポーツです。


このスペースという概念を理解するのに適しているのがアルティメットという教材(ニュースポーツ)。パスとランしかないから、走ってスペースを作ることや消すことの大切さを集中して学べる教材です。



この学び方と概念の理解はすべての学習で大切にしたいところです。
ほとんど実践できていないし活かせていないけれど
算数でも体育でも良書を読むべきだと思っています。



「科学」「振り返り」の本質は思考経済にある。