再読 二重面相

怪人二十面相 (少年探偵)

怪人二十面相 (少年探偵)

登場人物が魅力的、あっと驚く展開。
これも
子どもたちを読書へ導くことができる、
重要なシリーズの一つになると思う。
こういった骨太のシリーズにはまって気づいたら、
読み書きの土台ができているのがベスト。



教育は10年、20年で考える。自分のことも同じ。だから読書を重視する。


ある三年生の教え子がこのシリーズを全部読みきって、その後も読書や自主学習を続けて、ある私立の編入試験に受かっています。


小学校4年生でダレンシャンを全部読みきった子も志望校に受かっています。
読書を突き抜けてやっていた子のいい知らせを他にもよく聞きます。
読書だけで受かるわけなくて、受験勉強も必要ですが、
学力の土台をつくる上で間違いなく読書と受験の合格は強い関連があると考えています。別に受験の合格を目標としている仕事ではないけれど、その土台作りを助けることはできる。


読書を毎日すると、
一年でも力が伸びるけれど、
それが2年、3年と積み重なっていくと大きな力となる。



読書だけで幸せに生きることができるわけでもない。
それでも読書がこの人生の市民としての大きな糧となってくれることを確信しているので、これからもがんばろうと思う。



大学に行ったときに出会いが広がって、
やはり読書を突き抜けて小さい頃からやってきた連中には全く敵わないと思ったことをよく思い出します。中学生の時にバッジオやメッシのプレイを見るのと似ている。自分との差に圧倒される。職業としての研究者にはいろいろな意味で向いてなかったということ。教育の研究は実践の中でこそ、質的な研究ができるアドバンテージがあると思うので、僕はそこを探究しようと思う。