個人内評価と絶対評価

「個人内評価」は、児童生徒ごとのよい点や可能性、進歩の状況などを積極的に評価しようとするものです。

文科省


http://www.keins.city.kawasaki.jp/shidou/pdf/05.pdf

個性を重視した教育が注目される中で,個人内評価の重要性が高まっています。個人内評価と は,子どものよい点や可能性,進歩の状況などを評価することです。人との比較ではなく,一人 一人の子どもの個性を発達的,構造的にとらえることができるので,個に応じた指導がより深め られます。
自ら学ぶ意欲を高め,問題解決能力を育て,個性の伸長を図るためには,個に応じた指導の充 実が不可欠です。そのためには個人内評価が必要です。


個人内評価と絶対評価は、
まったく次元が違うし、相容れない。
別の評価方法であり、別の見方であり、関係ない。


個人内評価の視点と方法をもつことは大切だろうけれど、
絶対評価とごっちゃにして使うものではないですね。

「目標に準拠した評価」(いわゆる絶対評価)は、学習指導要領に示す目標がどの程度実現したか、その実現状況を見る評価のことを指します。


観点別三段階評価するなら、絶対評価で、そこに個別内評価が入る隙間がないと思う。


個別内評価を表す方法はきっと文章になるのかな。特に所見を書く時に、こういう個別内評価の視点は大切になってくると思う。たぶん観点別の三段階評価とは別次元の評価法。

個人内評価(こじんないひょうか)は、生徒の成績評価のやり方の一つで、個人の成績をクラスの他の生徒、学生の出来や教師によって課された学習の到達目標など、生徒の外にあるいかなる尺度によっても図らない、純粋の本人の内でのみ成績を考えるという評価の手法。つまり、その生徒の前日、先週、先月の出来に対して、どう変わったかだけを評価するもので、その性格から「進歩の評価」ともいう。特に障害児教育などでは、学習の基準や尺度は、その個人のみに焦点を当ててみるしか手段がなく、こうした評価が採られる。また、不登校、引きこもりなどから立直って、登校してくるようになったばかりの生徒、転校などにより、教科書や授業の進度に違いのある子なども、こうした評価の視点を加味して評価することがある。
学校以外では、リハビリテーション場面や健康教育の場面でも、当事者の条件やニーズに合わせて、その人それぞれの進歩の評価を見ながら、健康支援が行われる。

これはwikiから。


絶対評価やテストを廃止した、またはやらない学校や国がある。

そこでなされているメインの評価が個別内評価なんだろうか。


個別内評価は、
絶対評価とはまったく違う評価法。



何を評価するのか。
どう評価するのか。
何を証拠とするのか(証拠の精度とコストと公平性)。


評価には大きく三つの問題があるかな。
これは絶対評価でも個別内評価でも変わらないだろう。
個別内評価だと証拠の公平性は問題にならないか。




1987年の教育課程審議会で、学習指導要領改定の中で、「日常の学習指導の過程における評価については、知識理解面の評価に偏ることなく、児童生徒の興味・関心等の側面を一層重視し、学習意欲の向上に役立つようにするとともに、これを指導方法の改善に生かすようにする必要がある」との答申が発表された。また指導要録における各教科の評価についても、「教育課程の基準の改善のねらいを達成することや各教科のねらいがより一層生かされるようにする観点から、教科の特性に応じた評価方法等を取り入れるなどの改善を行う必要がある」と、指導要録の様式を改める旨の考えが示された。これを受け、文部省は指導要録の参考様式を提示した。この参考様式の中で各教科それぞれに4〜5つの観点が定められ、絶対評価による3段階の評価を行うこととされた。
指導要録に観点別評価が導入された結果、調査書にも観点別評価を記載するようになった。


観点別評価に関してwikiから。


絶対評価による三段階評価とある。絶対評価や三段階評価と個別内評価は関係ないし、定義から考えても相容れない。しかし個別内評価も大切ですね。個別内評価は所見などの記述式による評価にはいい。それに個別内評価の視点は、日々の子どもたちへのフィードバックに欠かせないと思う。形成的評価と同じで、こんな専門用語使わなくても、どんな教師でも行っていることだとは思うけれど…。


昨日残した課題をクリア。