猪原敬介『読書と言語能力』

[読書] 読書教育の重要性と方向性を明確にする一冊。猪原敬介『読書と言語能力』(1)読書教育編 | あすこまっ!

あすこまさんの要約力がすごすぎる。めちゃ分かり易いです。


僕の今の方向性に自信がもてました。
価値あることを追求できていると思います。精進します。



バスの中で前の職場の教え子に会った。たぶん塾の帰り。きっと中学受験をするのだろう。行きたいとこに受かるといいねえ。


僕が教えた子で、素晴らしい読書家だった子たち(その中でも中学受験した子たち)は、けっこうみんないいところに受かっています。
もちろん進学塾にみんな通っていましたが、読書も助けになっていたのではないかと考えています。




教室内に本がたくさんある環境を利用して最も顕著に力を伸ばして行くのは、一年間ですが、もともと本が大好き子たちでした。そういう子たちって4月から僕が用意した本をもの凄い勢いで読んでいきます。それに対して、本が好きではなかった子は、その同じ環境の中で、上手くいくと、徐々に本を自ら読むようになり年度の終わりころに言語能力の伸びを少し実感できるようになるということを何度も見てきました。この本を読んだ時に、自分の直観を裏付ける研究があるのだと思いました。今このことを振り返って、この本の研究と繋げて考えると、もともと本が大好きだった子たちは、さらに言葉の様々な使い方と接触する機会が増えるから(きっと本を読むことが苦手な子たちよりも圧倒的にその機会が多いと思います)、言語能力の伸びを本人もそうですし、教室に担任も、保護者の方もより実感できるようになるのかもです。

あとこの本の研究の結果は、
学力っていうのは開いて行くものだなあという実感とも一致していました。その理由の一つはきっと読書。