国語の学習指導要領の解説を読みました。
やはり学習の系統性を最も求められるのが算数だと思いました。
例えば「目的に応じた読書」というところで
中学年の「目的に応じて、いろいろな本や文章を選んで読むこと」
これを低学年に求めてもまったく無理がない。
低学年の子たちも知識の本とお話の区別くらいつきます。
お菓子の作り方を知りたいから料理の本やお話を読む、
かまきりについて知りたいからかまきりの本を読む、
お話を楽しみたいからゾロリを読むなど、
低学年の子たちでも無理なくできます。
高学年の「目的に応じて、複数の本や文章を選んで比べて読むこと。」
これも低学年なりにできます。
例えば犬が中心人物の絵本を二つ読み聞かせをしてお話を振り返ってから、
似ているところや違うところをベン図に一緒にまとめていくとか。
しかし算数で高学年の学習内容を低学年に求めることは無謀です。
その意味で算数がより学習の系統性、知識の系統性を求められるということです。
国語の話す聴く読む書くはそれぞれ奥が深いし、簡単ことから難しいことへという積み重ねはある。
理科の6年生の生物の単元だったら3年生の子でも理解できると思う。
社会科や理科も知識の系統性はあるけれど、算数に比べればない。
歴史なんて一つの時代を深く理解してはじめて、
他の時代や現代が少しずつ分かってくる感じがあります。
知識の系統性はあるけれど、これも算数のような知識の系統性はない。