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Classrooms That Work: They Can All Read and Write (6th Edition)

Classrooms That Work: They Can All Read and Write (6th Edition)

Teaching for Meaning in High-Poverty Classrooms

Teaching for Meaning in High-Poverty Classrooms

高い達成のあるクラス(Knapp,1995)
・より低い要求のスキルよりも高い要求の意味を構築することの強調。
これは直訳してみて意味分かるようで分からないと思ったけれど、当時の算数の考え方とも関連づけるとドリル的学習な機械的、自動的な学習よりも、深い意味の理解を要求するという流れと合致していると思う。『理解をもらたらすカリキュラム設計』などとも通じる話だと思う。
・読む機会の最大化。
・読み書きと他の教科領域との統合
・読んで話し合う機会の提供


優れた教師の特徴(Wharton-McDonald, Pressley, & Hampton, 1998)
・すべての教師は読み書きを教えるが、高い達成のある教師は読み書きを統合している。
・高い達成のある教室のすべての時間は上手に使われていた。そういった教室の教師は、ありふれたルーティンでさえ、インストラクションのイベントに変えていた。
・高い達成のある教室の教師は常に自己制御と自己モニタリングを強調していた。
・高い達成のあるクラスで、読み書きのインストラクションは、よく統合されていた。読み書きは、コンテントエリアとも統合されていた。そして教師はたくさんのクロスカリキュラムを組んでいた。
・高い達成のあるクラスの教師は、高い期待を子どもたちに寄せていた。彼らの読み書きの学習のためにも、また彼らの振る舞いのためにも。生徒はほとんどの時間にどのように振る舞えばよいと期待されていたのか知っていた。
・高い達成のあるのクラスの教師は、素晴らしい学級のマネージャーだった。


Learning to Read: Lessons from Exemplary First-Grade Classrooms (Solving Problems in the Teaching of Literacy)

Learning to Read: Lessons from Exemplary First-Grade Classrooms (Solving Problems in the Teaching of Literacy)

  • 作者: Richard L. Allington,Ruth Wharton-McDonald,Cathy Collins Block,Lesley Mandel Morrow,Michael Pressley
  • 出版社/メーカー: Guilford Pubn
  • 発売日: 2001/04/01
  • メディア: ハードカバー
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この本のレビューでアーリントンよりもダニエルズやミラーにチャレンジしたほうがいいという酷評がある。確かに、アーリントンの本は実践面では本の内容が薄いかもしれない。ただ研究者だからダニエルズみたいな実践者とはまた視点が違って、アーリントンにはアーリントンのよさ(価値)があると思う。
もっとも効果的な教室の特徴(Pressley, Allinton, Wharton-Mcdonald, Block, & Morro,2001)
・スキルは読み書きに関連づけて明確に教えられた。
・本はどこにでもあり、いろいろな方法で使われた。読み聞かせや、子どもたちによるテープを読んだり聴いたり。
・子どもたちは一日中、読み書きをたくさんした。
・教師は子どもたちに高いが現実的な期待をもち、常に進歩をモニターした。
・自己制御はモデルとされ期待されていた。子どもたちは自分の仕事を振り返りチェックすることを教えられた。
・クロスカリキュラムは社会科や理科で子どもたちが読み書きするように作られていた。
・教室は思いやり、ポジティブ、協同的な環境、in which discipline issues were handled quickly and quietly.
・学級経営は素晴らしかった。教師は全体指導、スモールグループ、個別指導、など多様なグループを使った。
・教室は生徒の高い関わりを見せた。90%の生徒は90%の時間、読み書きに従事していた。



効果的なクラスルームにはどのような特徴があるのか。
・最も効果的なクラスルームは、バランスのとれはたくさんの量の理解のためのインストラクションを供給している。
・最も効果的なクラスルームの子どもたちは、たくさんの読み書きをする。
読み書きの量は、子どもたちがどうやって読み手や書き手として熟達していくのかということに直接関連している。
・理科と社会科は読み書きを統合して教えられる。
不幸なことに、いくつかのアメリカの学校では基礎に集中するために、理科と社会科とカリキュラムから除外したらしい。これは失敗例。
・意味は中心で、教師はハイレベルなシンキングスキルを強調する。
・スキルとストラテジーは明確に教えられ、子どもたちは読み書きの間にそれを使うためにコーチされる。
・教師は様々な提供されたインストラクションのフォーマットを使う。
・様々に広くマテリアルが使われる。
・クラスルームはよくマネージされ、高いレベルのエンゲイジメントがある。




優れた教師やクラスを一般化して出てくる特徴は分かりました。
140だか130のクラスルームを観察してとか、
学者だからできることだと思う。
Knappの貧しい地域の学校の140のクラスルームを観察したという報告が一番シンプルで分かりやすくていいと思う。この四つ。読む機会の最大化のために、学級図書の充実や毎日の読む時間などの手だてが出てくる。



ドナルドグレイブスとカルキンズの引用はあった。
こっち方面の人の参考文献がないと思ったら、あった。