デュルケム

『道徳教育論』第2部。規律の精神を教える教育実践をどうしていくのか。どんなことが語られるのだろうとわくわくして読み進めると最初に出てきた事例が催眠術!面白すぎるデュルケルム。催眠術に「教え込む」という言葉の連発などこの人、だいじょうぶかなと思ったけれど、習慣の受容性と被暗示性を利用するのは、確かに教育の一つの側面かもしれない。それは催眠術をかけられる人たちと似ている。
訳者の問題かもしれないけれど、よくわるくも「教え込む」という言葉が100回くらい出てくる。