実践研究(教育哲学研究は教育実践研究と違う次元)。
結局、実践研究って実践が魅力的でないと話にならない。
それが前提の理論という世界。
だからやることは決まってる。
①実践を磨くこと(この裏には哲学と理論があるでしょうけど)。
②その実践を、言語化、一般化すること。
ざっくりいうと、こんだけ。
貧しい実践を、
どれだけ観察しても振り返っても何も出てこないと思いませんか?(ここらへんに心理学的教育研究の穴があると思う)
子どもたちや僕たちが名文を模倣するのと変わらないです。
まず素直に、優れた実践者の実践から学ぶことです。
と考えたけど、どうなんでしょう?????
でも合ってる。
もう少し。
まず僕もそうだけど、
例えばアトウェル、牧口常三郎、岩瀬直樹先生や、甲斐崎博史先生みたいな優れた実践者から学ぶことが近道だと思う。そういう人たちから抽出できるコツや理論がたくさんあると思う。
その抽出したものを体系化すれば、一つの知識体系になる(でもそれは修正される可能性のあるもの)。
この知識体系がある中で、教員経験をし、その経験を考える(振り返る)のと、何もないまま振り返るのは、天と地の差があるのではないかな?
つまり、ゼロがあるということか。
まず優れた理論、歴史、人から学ぶことだ。
その上での次の体験だとも思う(でもその優れた理論や歴史を学ぶ土台は、その前の経験、体験しかないです)。
仮に不味い実践しか直観しないと、そこから出てくる言葉、理論、理解など、全部、微妙か。
これは思考実験です。
教員の学び方が宙に浮いていて、非効率的だと、本人も、子どもたちも、苦しくなるだけ。
こういうリスクがあることを認識することが大切だと思う。
心理学の実験はまた別の話。
問いがあって、それを明らかにするための実験がある。
その実験にマッチするような授業などがあればいい。
でも実践レベルでの研究だったら、
まず第一に実践自体の魅力だと思う(だからこそ優れた理論やコツが含まれている)。
僕はそういうところに惹かれて学びに行ったり、本を買って読んだりする。
成功した優れた実践の事例を集めて、一般化すること。
理論レベルでも事例の教育材料の具体レベルでも、大事なことだと思う。
そりゃそうだ。
成功した事例には必ず教育材料などにコツを見出すことができる。
しかし、いくら失敗した事例を調査しても何も出てこない。うまくいかない理由くらいかな。
成功した事例と失敗した事例と比較考察すると、コツや理論が明瞭になるかもしれない。
成功している事例を観察し比較考察すること。
実践的には、これに限ると思う。
アクションリサーチや授業を比較考察するものもあるけれど、教育心理学の研究はまた別の話だと思う。