子どもたちは係活動がなんでこんなに好きなんだろうと思うことが度々ある。係活動は子どもたちのフィードバックの機会なのかもしれない。学んだきたことを学校の中では最も身近に生かして、フィードバックを得られるところ。
やりたいことやっているから単純に楽しいのか。人に役立っている感覚も得られるし、最高級の遊びなのかもしれない。それは大人が仕事が真剣な遊びのように楽しいのと似ているのかも。
心理学の研究に終わりは印象、記憶に残りやすいというのがある。それで最近は特に意識して係活動の時間をとるならできるだけ一日の終わりにしている。こういう行動経済学の知識を使うのは、少し小手先のように思うこともあるけれど、小さい工夫を積み重ねて行くことを自分は大切にしている。
こういう研究もある。教師に肯定的な気持ちを抱いている方が成績が良い傾向にあるというもの。応用すると、おそらく学校にも肯定的な気持ちを抱いて学習に取り組めている子たちの方が、自分の観察では成績が良い傾向にあると思う。自分の経験からもそう。教師を軽蔑し、学校も嫌いだったから(僕がはっきり学校に対して肯定的な気持ちを持てたのは大学だけでした)。学校にいかないで学ぶということもあると思うけど、どうせ学校に行くなら教師にも学校にも肯定的な感情を抱いて学べることが幸せなんだと自分は思う(学力も伸びる)。逆にいうと、教師や学校に否定的な感情を抱きながら学校に通い続けるというのは、多くはとても苦しく、不幸なことだと思います。