学び残し問題

もし一斉授業の方法を基軸とする場合、
毎時間コマごとに明確な学習内容(目標)と評価(ミニテスト)が必要となる。
またミニテストで学び残したことが分かった子たちは補習をすることで、
学び残しをコマごとに解消することも必要だ。とても単純な話。


一斉授業はレディネスがあることが前提とした授業だから、学び残しを次に残してはいけない。
例えば、中学校の数学の授業は小学校の算数の理解が前提となっている。
小学校の算数の理解が乏しければ、授業にはついていけない。
学び残しがあることは、さらなる学び残しに繋がるからだ。


毎時間の明確の目標(学習内容)と評価(ミニテスト)、そして補習体制がなければ、一斉授業という方法を基軸にして、学び残し問題を解決することはできないだろう。



一斉授業を基軸としない場合、イエナプランなどのように、子どもたちが学習を計画し、自分の進度に合わせて、学び直すチャンスがあるように学習を進めていく方法などがある。


日本の教育政策はアクティブ・ラーニングの奨励やフリースクール支援の検討、大学入試改革(学力観の修正)、インクルーシブ教育の研究など、少しずつ多様な方法を許容する方向へ舵を切りつつあるようだが上手くいくのだろうか。




振り返りの振り返り
どういう方法やバランスにするかで、教育のカラーが全然が違ってくる。それぞれのメリットとデメリット。